ぼくが大阪フィルの常任指揮者となるのは時間の問題といえよう。
まず手始めにベートーヴェンとブルックナーの全集を録音したいが、大フィルのメンバーはぼくの指揮などまる
で見ないであろうから、もし全集が完成したらベートーヴェンはフルトヴェングラーを、ブルックナーはヴァン
トや朝比奈をも凌ぐ名演となるのは必然であるといえよう。そうなれば大フィルの海外公演も可能になるといえ
よう。
そうすればぼくのメジャーへの道も開けるといえよう。ぼくは既にフィッシャーディースカウの逝去によって世
界一の声楽家となったわけだが、それと同時に世界一の指揮者になるのもあながち夢とはいえなくなるといえよ
う。