マスコミが村治を取り上げる時は大抵ビジュアル的な面を重要視してきた。
ファンも村治の音楽性じゃなく美人ギタリスト村治佳織にだけに興味を示してきた。
そういった浮ついた雑音の中でも村治はしっかり自分の音楽を追求してきた。
三十三才になった今、円熟味の兆しが見えてきた。
それとは反対に周囲の期待に応えようとして自分を見失ってしまったギタリストがいる。山下だ。
超絶テクニックを期待されるあまり無駄なテクニックを駆使して感性を浪費してしまった。