目の前に未知の演奏家が"一人だけ"いるのなら、手を出すか出さないかという自分の意思の問題になるけど、
無数にいる未知の演奏家の中から一人の優秀な演奏家を見つけるのは自分の意思と言うより偶然の要素が
大きく絡む気がする・・・

グールドの評価が確立した現在から見れば、グールドはただ一人の突出した演奏家だけど、当時としては無数にいる
未知の演奏家の一人だったんじゃないのかな。だとしたら、だれかが高く評価することが"売れる"きっかけになるのは
あたり前のことじゃないかな。ましてや権威者でもない限り広く情報を発信するのが難しい時代なんだし。
もともと広く知れ渡っていたものの評価が、権威者の鶴の一声でガラっと変わる、というのならそれは褒められたこと
ではないけども・・・