>>458
> 他の海外で活躍している演奏家はちゃんとやっている。
> スポーツでもそう。
> イチローや松井みたいな筋肉バカでも、こんな事態にはなってないんだぞ!
イチローや松井も諏訪内と同じように、アメリカの居住者で、日本の非居住者として
海外の所得は米国で、日本でではCMやTV出演のギャラは日本で申告していたと思うよ。
しかし、諏訪内に対しては、端的にいえば国税は通例と異なる判断をしてきた(継続して
1年以上日本に居住するものが居住者、1年に満たないものは非居住者という基本原則とは
異なる判断を、個別の諸事情を根拠に敢えてしてきた)。これを事前に予知するのは、本人は
もちろんだが、同様の国際税務事案で国税の運用判断事例に精通した税理士でないと難しい
のではないか。確定申告は申告する本人(代理人)の解釈・判断で課税所得を算定し申告し、
それを当局は時効にならないうちの事務調査で正否をチェックするわけだが、申告所得漏れと
して税務調査で摘発されるのは、単純な所得隠しや漏れ、計算違いのほか、こうした課税に
前提となる条件の見直しもある。素人にこれを絶対に予見しろというのは無理だろうし、
諏訪内の税理士にも晴天の霹靂だったと思う。ただ、事後処置として下手な反論をして当局の
心証を害する自体を招いたことについては、おそらく税理士を失態だろう。
思うに、国内の税務では、公共サービスの費用を公平に負担させるルール(税法)に基づいて
納税者に正しい納税を求める税務当局は常に「善」で、それをできるだけ逃れようとする人間は
「悪」という、捉えかたは妥当性がある。しかし、国により法律が異なり、公平な共通ルールが
完備されておらず、また、各国の税務当局が国際的な取引に係る課税権を主張し、自国の利害を
追及する国際税務では、国内的な倫理観はある程度相対的なものとみる必要がある。
イチローも松井も状況如何では、諏訪内と同じような問題を抱えないとは言い切れないと思う。