映像といっても映画の仕事で整理されてない譜面を渡される事なんて
あまりないんですけどねぇ。このへんはNYと事情が結構違います。
それ以前の問題として弦と管の区別もついてないみたいだし。

ワルターの録音をていねいに聴くと、さほど切り張りした形跡がありません。
にも関わらず、管の人たちはヤバい箇所を本当にばっちり吹いている。
これって60年代以前のアメリカのオーケストラじゃ考えられなかった事です。

昨今はライブとゲネプロの継ぎ接ぎで作るレコーディングが少なくないですが
ワルターの一連のセッションの技術水準は、今日びのドイツのAランクのオケ
と同等だと思います。ただ、音にやや不満が残る。

民営でユニオンがうるさいアメリカだと、少ないテイク数で仕上げなければ
いけなかっただろうし、ワルターの体調等もあったと思います。ただ、出来れば
デッカとウィーンフィルのペアでもっと録音を残して欲しかったですね。