>>686
>クライバーのCDを2種類持ってるが、中身のない演奏

私はクライバーのベト7は、今迄聴いた物どれも好きだ。

それに対して、バレンボイム/ドレスデンシュターツカペレは
すばらしく「中身のある演奏」だ。第1楽章の236-253小節めの、
少しずつ音が上がって行くところは、今迄私が持っていたイメージを一変。
ときめきやワクワクした感じではなく、ものすごく辛く苦しい闘いを
イメージさせる。「自由」という理念があって、それを勝ち取る為の闘争。
ベートーベンの永遠の恋人とはリアル女性ではなく、「自由の女神」という
抽象的なものだという説を思い起こさせる。
この演奏を聴いて、今迄この曲に持っていた舞踏的で明るい情熱のイメージ
が覆され、暗い情熱と理想への闘争を感じたのだった。

それと比べると、クライバー/バイエルンの同じ個所は、リアル恋人に
会いに走っていく、どうしようもない胸の高鳴りを感じさせ、
理念も何もないパッパラパーな感じがするのだが、
音楽としては、この方が好きなのである。