フィガロと言えば2幕のフィナーレ
音楽の勢いの良さそして信じられないほどの完全な構成
ブラームスもワーグナーも互いの仲の悪さを差し置いてここだけは意見が一致してますね
しかしそれ以上に私が感嘆したのが4幕のフィナーレそれも最後の伯爵と伯爵夫人の応答のメロディー
ここはもう分析する事が無意味に思われます
ただ涙しか出てこない
全く何たる音楽か こんな曲が書ける人間はもう普通の人間じゃない
音楽の力があまりにも強力なので言葉自体が蒸発してしまう
要するにもう台本自体がどうでも良くなってきます
モーツァルトがここで成し遂げた事はオペラ史上でも非常に特異な成果だと思われます
つまり音楽と台本との比重が変わりオペラが全く新しい段階に入ったのではないか
現にオペラハウスのレパートリーはほぼ彼以後の作品で占められています
彼こそ意図せざる革命家でありまたヨーロッパ音楽の巨大な分水嶺ではないかと思います