>ソが装飾でないとしたら並達8度やむなし、ということになりますね。

「第7音の2度下行と根音の3度下行による平達8度」って、ポリフォニー音楽としては
かなり悪い部類の違反と思われるんですが、バッハの楽譜でこの曲以外でそういうの
見た覚えは特に無いんです。
(もしこういう例があるよ、ていうのが挙げられる方は教えていただけるとありがたい)

一方で、(バスの)導音→ I の第3音の進行は、上に挙げたように、
BWV564, BWV532, BWV565など探せばけっこう見つかるわけです。
ゆっくりで目立つところで導音を重複させているので、バッハが導音の重複自体を
問題視していなかったことは明らかです。なので、BWV552のプレリュードの69小節目も
1拍目終わりでテナー2で導音が出ているからといって、低音位が変わっていると
考える必要はないかなという気がかなりしてきました。

バスのソが装飾だとしたら一応、問題の平達8度の禁則には違反しないことにはなりますよね?
(自信なし)

ちなみに(導音が重複しているというわけではありませんが)、導音→ I の第3音は
BWV552のフーガの主題中にも(バスでも)出てきます。
(101~102小節目なんかが特に分かりやすい)

そして、15小節目でソプラノが休符になるのは問題の並達8度が外声で形成されるのを
避けるためかな、と思っていましたが、違う気がしてきました。なぜなら、休符の部分は
先行音か後続音で充てんした上で正しい和声にならなければなりませんが、この場合
後続音のレによる充てんしかありえないでしょうから、やはり禁則の並達8度が
できていることになると考えられるからです。