内藤/東京ニューシティのブル8行ってきた。
第1・2・4楽章は川崎氏による「リニューアル・バージョン」。
自筆譜を調査しノーヴァク版のハース版からの修正漏れを多数確認して反映させたとのこと。

また、「ブルックナーの表現様式の変更とは関わらない」初版での変更を引用。
プログラム解説で明示されたり分かりやすい違いで聴き取れたのは、
・第1楽章、提示部コデッタのファゴット・トランペットの追加とクレッシェンドの追加(第1稿のようになっている)
・第4楽章、第1楽章再現でのティンパニ・トランペットの音型変更とシンバルの追加
・同、練習番号Kkの1-2小節目の繰り返し(初版で小節数が増えた例)
・同、第3主題再現のノーヴァク版587小節にあたるホルンなし(かねてよりノーヴァク版のミスの例とされていた)
・同、コーダの第3楽章主題を吹くホルンが4本(ハモらせ方は違うが本数は第1稿に戻っている)
一番下の変更はブルックナーに由来する可能性があると指摘されているらしい。
他にもあった気はするが、一晩のうちに思い出せなくなった。

さらに、第4楽章には自筆譜にあって印刷されなかったカット指示が2箇所あり、
(ブルックナーがヴァインガルトナーに「断固カットしてください」と指定した箇所らしい)
そのうち展開部の345-386小節のカットと代わりに追加された経過句4小節は採用(印刷用原本にも存在)、
第3主題再現全部の581-646小節のカットは「作品の終結感を著しく損なう」として不採用。

それ以外では、スケルツォの103-106小節のヴァイオリンのスラーを排除。
ハース版にあり、ノーヴァク版では()付きで残り、
両原典版とは異なるものの初版にもあるので、それがないのは非常に目立った。