諏訪内晶子について語ろう
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0668名無しの笛の踊り
2011/07/16(土) 23:20:18.04ID:eiXvRr+b> 諏訪内のCDで第一に推すべきはシベリウスであろう。冒頭の神秘な最弱音から別世界だ
> フィンランドの清涼な空気まで音に乗って運ばれてくる。聴いていて何度も
> 目頭が熱くなる。一楽章も、二楽章も、三楽章も、胸が震え、わくわくして
> 仕方がない。彼女が抑制を利かせれば利かせるほど心を打つ。
全く異議なしだが、CDより2008年12月のNHK音楽祭ライブの方がもっと
ずうっと素晴らしいぞ。CDの録音は2002年ごろだから、6年間にものすごく
努力しさらに芸術性を深めているのに驚嘆する。そう、この「抑制」こそ
諏訪内の演奏の魅力を示すキーワードだと思う。決して大げさに泣き叫ぶ
ような表現はしない、眼に一杯涙をためていても決して涙を流さない。
そんな演奏を諏訪内はする。だからかえって陰影のある、深みのある、
そしてより真実性のある響きが心に伝わる。彼女のシベリウスを聴いている
と絵画でいえばムンクの叫びとか、文学でいえばドストエフスキーの作品の
ような、言い知れぬ孤独の魂を実感する。
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