それから、バロック時代の「素人」を、
現代の素人とごっちゃにしてはいけない
たとえば>>50みたいに楽器も弾けないような人が批評家づらできるのが現代だけど、
当時の「愛好家」というのは、時には宮廷の演奏家顔負けの腕前を持っていた
テレマンの曲は確かに技巧的にはそんなに難しくはない、
でもそれはテレマンがすべての楽器を知り尽くし、楽器の生理にかなった書法で、
最大限の効果をあげるように細心の注意を払っているからであって、
そのあたりは楽器を弾かない人にはどうもなかなか分かってもらえない

バロック時代には芸術音楽においては「聴き専」っていうのはほぼいなかった
宮廷では貴族はもちろん教養として音楽理論や楽器をいくつか演奏できるのは当たり前、
ルター派などはそもそも音楽を重視していたのでコラールが生まれ、
カンタータではコラールは会衆も参加していた
劇場においても、音楽の教養がそれなりにないような層は
そもそも入場料はらえなかっただろう