日頃、評論活動をしていて思うのだが、賛否両論が起こらないような
批評は無価値なのではあるまいか。一つの批評が現れ、それに対して
自分もそう思う、いや、自分はそうは思わない、という意見が活発に
飛び交うようにするのが批評の仕事であろう。

いろいろ防壁を立てて、褒めているのか貶しているのか分からないように
書けば、なるほど「否」も起こらないが、「賛」も得られまい。

          by 宇野功芳 (中古で買ったLPのライナーノーツから)