バッハ、ブルックナーの重厚なオルガン的音響、ベートーヴェンのシンフォニーの
強音の連続、やたらに騒々しいマーラーの音楽などに慣らされて感性がそっちの音
しか反応しなくなったのが現代の聴衆。
彼らは現在聞けるラヴェルの音が、本来の音でないことを知らない。

現代は、ラヴェルの音楽を作曲家のイメージ通りに演奏しているオケはない。
フランスのオケ自体がラヴェルの音楽を実現できなくなっている。