モーツァルトは、作曲するときにすべての調を使うことはなく、使う調性は
だいたい決まっていた。また彼は曲の性格によって調性を選んでいることが多
かった。そのためモーツァルト・ファンなら調性を聞いただけでどんなイメー
ジの曲か想像できる。

 イ長調は、明るく、でも、ニ長調、のような明るさではなく、障子を通して
お日様の光を感じているような明るさである。モーツァルトは、この第12番
にこのイ長調を選んでいる。何か、モーツァルトの思いがこの調性を選んだこ
とにも現れているような気がする。

 また、ちょっと脱線の深読みをすると、モーツァルトは遊びも好きだったの
で、もしかすると、ウィーン時代の最初のピアノ協奏曲ということで A を選
んだのだろうか、という気もする。まぁ、僕もこれはあまり信じてないけど。

 また、脱線続きに書くと、ベートーヴェンのヘ長調は、友人の F も意味し
ているのだろうか、と、思ったりもする。

 では、失礼しました。Good night.
(2011.2.28(mon) 9:48pm MTT)