ベートーヴェンがピアノソナタの最終結論として発表したのは32番である
交響曲などは10番のスケッチがあるのでまだ作るつもりだったが
ピアノソナタはもうべト個人として行きつくところまで行ってしまった。
32番をもっていままで確立されていたソナタの形式をたとえバランスが
悪くなろうとも形式自体を個人的に作りだそうとすることで乗り越えた
芸術家としてのべトの後世への決定的な答えの一つだ
そして32番の録音がないギレリスは残念ながらべトの神髄には迫れない。
たとえピアニストとして最高でも。