【クライツベルク、まだ鐘がある事件】
それは、2007年6月23日(土)、愛知県芸術劇場における、名古屋フィル定期での出来事。
クライツベルクによるショスタコ11番で、フライング・ブラボーが発生し、事件が起こった。

「まだ鐘があるっ!」

フラブラにぶち切れた女性の金切り声が、場内に鳴り響いた。

およそ、ありえない展開に、指揮者もオーケストラも会場も凍りつく。そして氷のような沈黙。
殺伐・騒然とした空気のなか、気まずい後味だけを残して演奏会は終了。

ロシア革命の発端となった1905年の「血の日曜日事件」を題材にした曲を髣髴とさせる
エピソード、といえなくもない、想像するだにおぞましい事件。