>>800
彼は最初の登場が、「ボーランド出身のショパンコンクール優勝者」で、
それもまた風貌がいかにもショパンの再来って感じだったから、どうしても
ひねくれた目で見られがちだった。
でも、別に大化けしたんじゃなくて、
コンクール優勝は実力だったというだけ。彼が偉いのは、ちやほやされる
のに自分の音楽を真っ直ぐ磨いてきたことだと思う。
ショパン専業にならなかったのもいい。でも、だからこそ、彼のショパンは格別。
あのコンチェルトの弾き振りは、ボーランド人、ショパンコンクール
優勝者、世界的奏者という三つの要素のどれか一つでも欠けていたら
できない演奏だ。