>>715
私自身の想像としては、カラヤンはレオンハルト盤を聴いたのかどうかは分かりませんが、
バッハを初めとしたバロック音楽の演奏がピリオド楽器を用いることが趨勢になっていくことに注目していたのだと思います。
そして、その新しさを認めてもいたでしょうし、自分のバッハ演奏が一時代前のものに位置づけられていくことも感じていたと思います。
一方においてピリオド楽器やピリオド奏法については自らの美意識から照らし合わせてみて「美しくはない」と思ったことでしょう。
だから、目の前で始まっているバッハ演奏の流れを取り入れながら、自らのバッハ演奏がどう構築できるかを試みたのではないかと妄想します。
モダン楽器、モダン奏法で演奏しても、バッハは充分美しく演奏できるではないかという提言です。
第4番の第二楽章では八分音符二つをスラーで結んでいる音型を、
やや付点八分・十六分音符のようなリズムで演奏しているのもピリオド楽器でのディスクを意識しているように思うのです。