>>335
あまり偉そうなことは言えないが、
ひとつあげるならば、旋律の動き。

はじめに出てきた一つの旋律、メロディとかフレーズとかだが、
これが、徐々に形を変えていく変化のおもしろさ。アドリブが展開されるジャズの魅力にも
通じるところがある。
ただ、不定形なので、楽譜は覚えにくい。
それも、アドリブっぽい音楽を、採譜された譜面で覚えようとしても覚えにくいのと似てるよね。

それから、2つ以上の旋律が、絡み合うこと。会話したり、同調したりするところ。
これも、不定形で、だんだん展開していくおもしろさがある。

バッハ、ってのは、そういう対位法主体の独特の構成力があって、アドリブっぽいんだけど
ずるずる流されていなくて、ちゃんとまとまるところはまとまっている。
誇張されて言い方をすると、カオスのなかに法則性を観るようなおもしろさがある。

アドリブ性のないはずの宗教曲なんかでも、そういう構成力は生きていて、
多少理屈っぽい音楽なんだけど、深みにはまっちゃうんだよね。