>>275
いないし、レベルも下がった。
ポリーニに関しては、評論家の過剰な技術絶賛に異論を唱える人が多く、
「打鍵タイミングは正確だが、離鍵制御がおざなりで、結果として
アーティキュレーションがだらけた締りのない演奏になる。その発端は、
ショパンエチュード集においてもすでに認められる」
とか指摘してる人が大勢いた。
上記のような評は、雑誌等で絶賛されたバラード集に関して「違うんじゃね?」
と違和感を覚えた人が多かった当時はみんな納得していたはず。

最近ピアノ好きの間でよく指摘されるのはペダリングの稚拙さで、指の動きの
レベルからするとありえないくらい雑なので、若い頃もうちょっと勉強してくれれば
よかったのにね、とまで言われている。確かに、生演奏で横から見てると
謎な踏み方(というか離し方)をしているのがわかる。足を上げるタイミング遅すぎw
まあイタリアのピアノ教育じゃ無理か、という話もあるし、ミケランジェリからは
精神論しか教わってないんじゃないかというかんじ。

あとこれもよく言われる「機械的な演奏」だが、やはりピアノをやってる人にとっては
あの程度の精度で機械的ってことはないだろ、と逆に突っ込み対象にされている。
というか、ポリーニの魅力ってそこでなくて、大らかで流れのいいフレージング
(でも雑)、朗々として神経質なところのない鳴りっぷりのよさ(でも雑)、
みたいなところにあるはず。80年代あたりからピアニストはディテールばかり
注力する傾向が強まった中で、ああいうスタイルは異端だし、あの人に熱狂してる
リスナーはそういうところが好きなんじゃないの?という気がする。