ショルティは技術的にも、オーケストラビルダーとしての能力も最高レベル。
ショルティからすると、シカゴから比べるとウィーンの力量がどう見えたかは想像できよう。
そして、ショルティは自信家でもあり、そりの合わない演奏家やオケも多かったようだ。

ショルティの音楽性云々の問題については、聞き手の好みの問題にほぼ等しい議論であろう。
60〜80年代にレコード会社と評論家が作り上げ、今もその影響の大きいフルトヴェングラー、カラヤン、ベームの神格化現象についても、
今の時代であれば別の結果になった可能性も高い。むしろショルティの評価の方が高くなっていたかもしれない。