ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団8
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0484名無しの笛の踊り
2010/11/07(日) 23:30:44ID:q97zPXxS何やらしばらく譜面を見ながら相談していた。
メインのベートーヴェン「英雄」。
冒頭の和音、特に二つ目は揃わなかった感じ。
兵庫ともリハとも振り方が違ったのでは。
シューベルトから一転、ぐいぐいオケをコントロールしようとするプレートル。
快速である。第二バイオリンのほうを向いてあおるときには、
プレートルのうなり声さえ聴こえた。
この世代の指揮者にとってベートーヴェンというのはやはり特別なのだろう。
およそ90近いとは思えない、青年のような演奏。腕もまあよく動いていた。
オケもよくついていっていた。この一楽章は素晴らしかった。
何よりプレートルの真摯に音楽に臨む姿に、胸が熱くなった。
二楽章。冒頭の弦楽合奏は、まさしく葬送の歌。
むせびなくと言ったら余りに陳腐だけれど、
これがウィーンフィルの弦の実力なのだと、納得せざるを得ない響き。
ティンパニーやホルンの強奏も実にシリアスで気合いの入った音だった。
ホルンは、三楽章四楽章では不揃いやミスもあったから、
余計、二楽章の熱の入れ具合が際立った。
コントラバス氏の事故死の影響はあったと思う。全体に異様な深刻さがあった。
客席には泣いている人もいた。
不謹慎な言い方だが、世界一流の仲間がこんな演奏で見送ってくれるのなら、
幸せな人生だったんじゃないかと思えるような、二楽章でした。
三楽章の冒頭は火の玉のようなウィーンフィルだったけれど、
途中でちょっと集中力が切れた。
終楽章では、プレートルも一楽章のようにオケをドライブせず、
自発性に任せていた。
世間でイメージされる通りのウィーンフィルのベートーヴェンだった。
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