>>495
理屈ではないと言いながら、理屈で問いかけをしてきたから、
感じていることを書いとくよ。

まず、ザラストロと女王はどちらも善でも悪でもなく、単なる権力争い。
対して「善意」一筋を象徴するのが三人の少年。だから彼らは
どちらの側でもなく局外中立、あくまでも「善」を行う存在で一貫してる。

次に、タミーノ、パミーナ(なぜかタミーナではない)
パパゲーノ、パパゲーナのみが「愛」を担う役柄。
だからこそ三人の侍女でなくタミーノを差し向けなければならない。
三人の侍女は大好きなキャラだが、少々女王の色が染みついてるしね。

モノスタトスとザラストロの関係こそ、ザラストロの偽善姓の証だろうね。
この神殿に復讐はないと言いながら、有無を言わせず女王一派を破滅させる
偽善者ザラストロ。騎士長ですらドン・ジョヴァンニが心を入れ替えたら
許したかもしれない。三度の問いかけに改心を拒んだ末にようやく
地獄に落とした。それに対して有無も言わせず突き落とすザラストロの
非常さは一流と言えよう。

あとタミーノ。これは少々難しい。上で愛を担う一人として書いたが、
ちょっと怪しい。タミーノ&タミーナでもなく、パミーノ&パミーナ
でもないことが、タミーノの微妙な(ある意味いい加減な)存在の
秘密かもしれないね。

と、書いてみたが、おれも普段はあれこれ考えずに「ありのままに」楽しんでますよ。
魔笛だけでなく「コシ」もありのままにね。