18世紀末にフォルテピアノにその座を奪われ、大部分のレパートリーとともに忘れ去られていた
チェンバロは、20世紀初頭にランドフスカ夫人によって復活を開始する。
夫人は博物館等に保存されていた古いチェンバロの機能に不足を感じ、過去の偉大な作品を
再現するために「自身の音楽にとって理想的なチェンバロ」をピアノメーカー、プレイエルに製作
させた。2段鍵盤に7本のレジスターペダル、そして16ftを備えた鉄骨フレーム入りの
「モダン・チェンバロ」は同時にチェンバロ本来の美質を失っていた。
その後様々な「モダン・チェンバロ」がドルメッチ、ノイペルト、アンマー等によって盛んに生産され、
「バロック音楽復興」の一翼を担うことになる。