セルの第九の「編曲」についてだが、アレは伝統的に「いつの間にか」あちこちから伝染してきたものとかが含まれているよね。
面白いことに第4楽章の歓喜の歌の主題ヴィオラに対するファゴットのオブリガートなどがまさにそれで、
いまとなっては新ベーレンライター版のデフォになっている(爆!) アレはキライだ。
セルはオケ譜に残っている古い慣習は無視して、まっさらな状態から演奏するのが通例なのだが、
なぜか指摘されている第九だけはどうしてなのかアレコレと妙なのが確かにある。
もちろんベートーヴェンのオートグラフにそれらの記載はない。
ワインガルトナー、ワーグナーの改編と似たところもあれば、聴いたこともない改編もある。
ありゃ一体なんなんだろう?
ベト全の中では唯一第九のみ気になる。
それにしても当時のSTEREO-RAMAサウンドというか、第九だけはEPICの壮絶な録音が楽しめるね。
個人的にはベトならば7番が最も好き、この演奏はカラヤンにもテンポ感などの影響を与えていると思われる。