リエンツィか。
物語は暗めだが、音楽は全体的に明るめだよね。
人物の心像をより詳細に音楽として描写する以前のもので
劇的な展開をひたすら重視してるし、グランドオペラに迎合した作品だから
そりゃパルジファルとはまったく違うよね。
良い意味で進行が分かりやすいし、イタオペなどが好きなら
普通に好きになるだろうね。
パルジファルなら、クンドリーとパルジファルの互いの苦悩を
第2幕で延々と続けるなど、「人物の過去から現在にいたるまでの
苦しい生き様をダラダラと語り合う」のが、いかにもワーグナー好みwそのものの
様式だからそれを指して「もうその話はいいから、次にいけよ」と鬱陶しがる人にとっては
単に「ワーグナーが好きです」と言ったとしても、
リエンツィは受け入れてもパルジファルは無理だろう。
逆にトリスタンやパルジファルが好きな人にとっては
リエンツィは人物の掘り下げがぜんぜん足りないと不満を持っているだろうしね。
せめてどこか一部分にでもタンホイザーのローマ語りみたいなのがあればずいぶんと違っただろうけど。