右手と左手がズレるのはロマン派以降は常識だし、
むしろ揃っている方がおかしく聴こえる。
演奏史的には19世紀から20世紀前半までが最も顕著で、
ドイツ・オーストリアのオーケストラ演奏では、
ズレたアインザッツこそがむしろ正統であった。
最近のショパコンで言えばポーランドのヴァカレチが、
絶妙のズレを聴かせていた。
ショパンのワルツやマズルカを聴いて「左右の手がズレてるお」とか批判するのは、
自分の無知とセンスの悪さを晒け出しているだけ。