>>71
> なるほど。彼が考えているジャズとは 、ここでは旋律や和声構造などのジャズのイディオムが徹底して
> 用いられている という意味での「ジャズ」なんで しょうね。
> 表現形式としてはジャズとはあまり呼べそうにないものまで、イディオムで
> ジャズを語っているように思われる。
(スペースの関係上一部中略してますが他意はないです)
あなたの解釈じゃなくてカプースチンの考えそのものに対しての異論だが、テーマ→即興→後テーマという
一般的なフォーマットにも則っておらず、狭義で呼ばれる「ジャズ」の源流であるビバップのイディオムは
全く取り入れられていないので、イディオムすらごく一部しか取り込まれていないのが実情。
カプースチンが使ってるイディオムはビバップに至る前のスイング期の語彙ばかりである。
ごく少ないジャズ的要素が含まれるだけでジャズの象徴である即興を全く取り入れずに
ジャズと呼ぶのはおかしい。

> もっとも、即興がなかったからといってジャズとはいえない、とまではいいすぎ
> のようにも思うけれど。
当方の考えとしては「即興がなければジャズとは言えない」し、ジャズ演奏家からみた一般論も確実にそれに近い。
それが極論というのなら「即興がなければモダンジャズとはいえない」ならば大多数の人が納得するだろう。
じゃ、グレンミラー楽団のように即興がない一部のスイングジャズのフルバンはジャズじゃないのか?、と問われたら
当方であれば、そうだ、と答えるだろう。それは今の狭義のジャズ、モダンジャズの源流ではあったが
もはやスイングという別ジャンルであり、一言で(ジャズ)で括ったときの物とは一線を画すべきと思う。
野球とクリケットのような関係だよ。

>全編がジャズのイディオムに満ち溢れてはいるけれど。
一定以上ジャズを聞き込んでいたり、演奏家として研究した側から言えば、この部分にもの凄い違和感を感じる。
ジャズのイディオムを彼の音楽から感じることはできない。