>>41
作曲されていた頃と言えば、ビスマルクの頃からカイザー・ウィルヘルムの軍国主義時代に移行し始めた
頃ですよね。となれば、かなり権威主義的な時代風潮を反映していたはず。あの時代の雰囲気を
凝縮していたと考えれば、重厚な音を追求するのが当然なような気がします。実際、その昔、
クルト・ザンデルリンク指揮ドレスデン国立歌劇場管弦楽団の演奏がLPで発売になった時、
第二帝政時代の音が東ドイツのオーケストラから出てきたのに、驚かされたのを覚えています。
あれに比べると、ベーム指揮ウィーン・フィルの演奏は、かなりコスモポリタンで、ドイツ的な雰囲気に
欠ける演奏だと思います。
 ところが、こんどのラトルの全集は、もっと女性的。下品なたとえだけれども、ブラームスをおかまにした
ような雰囲気を感じました。こんなのでいいのかな。