最もクラシック音楽が円熟していたロマン派の時代に、フルートの曲がほとんどないんです。
それほどフルートは扱いにくい楽器と考えられていたんじゃないか、というくらい。
ただ、庶民的には非常に扱いやすい楽器ですから、それなりに普及はしていたようです。
しかし、音楽の質ということでは、あまり高いものを望めなかった。

ベートーヴェンやモーツァルトなどの音楽家達は、フルートに対してあまり良い楽器のイメージを持っていなかったようです。
フルートは、音量が出ない、音程が悪いという。

19世紀、産業革命で色んなものの機械化が進行した時代、ドイツのミュンヘンに「ベーム」さんという方がいたんですね。
この方が木でできていたフルートを、金属でできたフルートに大変身させました。

フルートという楽器は以上のようにベートーヴェンの時代にはそれほど好まれていた楽器ではなかったようです。