いい指揮者だねえ。
鮮やかだったね。
ハイドンの92番。昨年のハイドンイヤー、いいハイドン聴く機会多かったけど
(ブリュッヘンのシリーズは唸った)、こんな色彩溢れる、時間が自由に伸縮するハイドン
には出会わなかった。凄いよ。このハイドン。
突然だが、ショパンコンクールの覇者ブレハッチを始めて生できいたとき「この人は時間を自在に止めることができる」
と感じたが、今日のハイドンを聴いていて、この指揮者について同じことを感じた。
ほんとうに音楽が呼吸していた。最初の数小節でこの指揮者は只者ではないと思った。また呼んで欲しい。
それを支えた都響はいいオケに成長してるね。

今日の弦は美しかった。インバルみたいんにゴリゴリというのもいいが、最近の都響
はあまり日本で知られていない指揮者がおもしろいし、期待がないだけ、驚きが大きくていい。
ブラームス、よかったねえ。木管のアンサンブルの比類ない完成度と、弦の美しさ。
そして、崩壊寸前までのぎりぎりの表現。堪能しました。

ところで、ここ5年のなかで、あんな場違いなフライングブラボーは聴いたことがない。
あれ、最後の音符が鳴った瞬間に発せられたよね。都響のコンサートでもブラボーは多いけど、音楽が鳴っている
のに発せられたのは例がない。シーズンの変わり目なので、ヘンなのが
紛れ込む季節だけど、もう1回あったら、事務局も対策を講じて欲しいものだ。
たしかにエキサイティングな演奏だけど。

それと敢えて反応しておくと、さすがに学校訪問までは聞きに行かないよ。低域ABと
芸劇、プロムナード、スペシャル、青春18切符が使える時期の地方公演ぐらいですね。
2004年のベルティーニの横浜のマーラー9番で泣いて以来、都響の演奏会は生きる糧です。
新日や東響、紀尾井シンフォニオエッタも会員ですし、本領はオぺラですがね。