【訃報】流石だったよなウォルフガング・ワーグナー
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0013名無しの笛の踊り
2010/03/26(金) 23:05:53ID:dTq3brolヴォルフガングと対立者の両方に責任がある。
ヴォルフガングにはヴィーラントのような革新的演出家の才能はなかったが、バイロイトを現代演出術のプラットフォームに位置づけてサバイバルさせる度量と知恵才覚を持っていた。
これがヴォルフガングの真骨頂。
来日すると盛んに「ワーグナーの国際化」を言い立てていたのも彼の清濁併せ呑む戦略の一環。
今ではスーパーマンの服をきたジークフリートが電子レンジでノートゥングを鍛える演出をやっている。
ある人が「現代の彫刻家はもはや物の形を否定するためにしか仕事ができなくなった」と言ったが、演出家もワーグナーを否定するためにしかワーグナー演出ができなくなった。
日本とドイツを入れ替えて考えると「日本の伝統歌舞伎を見たかったのに猿之助のスーパー歌舞伎を見せられた」のと同じ状況で、ドイツの伝統芸術に触れたい外国人は失望する状況だ。
こういう状況を許してしまったのはヴォルフガングの度量が大きすぎてバイロイト自身が「何でもあり」になり、伝統保存の役割が機能不全だったことも一因になっている。
しかしワーグナーを否定するワーグナー演出の方向性は実際にはヴィーラントが先鞭を付けているから、たとえ今の状況を否定的に見るとしても、兄弟どちらの責任が重いかは一概には言えない。
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