今でもミュンヘンフィルはボーイングに特徴を残しているから、あんな濁ったような音に聞こえるんだよ。
実際濁っているようにしか聞こえないのは指揮者の音楽造りが単純志向だからだよ。
チェリは機械のような演奏を好まなかったから、わざとずれるように練習させたのだし、
それが音響の広がりとなるような音楽造りをしていたんだよ。
先日のブル8でも、わざと弓の先をつかって速度も一致させないで弱音を演奏していたのが印象に残っているよ。
あれはチェリが仕込んだものだよ。