無言歌集の楽曲構造を分析した本ってありませんか?

作品19だけでも、「これって同じ主題の変形がそこかしこにある」と
思ったので、もっと秘密が隠されている気がしたのです。

たとえば、19-1のAGFEEDCH と、次の19-2のEDCHCHA、
19-4の中間部EDCCH AAGFFE、
19-5の第二主題後半EDCHCHA、19-6のDCBACBAG、と
6曲中5曲は下降していく主題が中心となっている。
もう少しいうと、同じ主題が19-1の明るく提示されている
のに対して19-2は暗く提示されている。
もう一つの明暗の対として、19-3の分散和音の主題に対する
19-5の「不安」の主題がある

19-5は、この曲集の中でソナタ形式で書かれていて、規模が大きく、
内容的にみて曲集の中心になっていると考えられます。
その曲で、曲集を通して軸となっている二つの主題が交差している。

みたいな感じで、どんどん分析していったら面白くないかな、と。
あのメンデルスゾーンが、何も仕込んでいないわけがないと。