さて、>>6の続きだ。
 商人たちが郊外に避難した結果、町の中心部が今で言う「シャッター商店街化」してしまった。
それらの空家に勝手に入り込んで、大声で歌を歌う若者達が現れた。そう「ミンネジンガー」だ。
今日まで残る代表的な歌曲として「グレの歌」が有名。「おいらはグレちゃったけど、ハートはまだまだ
アツイぜ」という内容の歌詞が、いつの時代にも若者の共感を呼ぶんだろうね。
 しかし、ミンネジンガー達のなかには歌うことを忘れ、空家の中で薬物をやったり淫行にふけったりする
者も出てきた。そして、ネルトリンゲンという町の金物屋に入り込んでいたミンネジンガーの一人が、
女性をめぐる口論から、店に残されていたカミソリで仲間の首を切り落としてしまうという事件がおきてしまう。
ベルリオーズが、この事件に着想を得て「幻想交響曲」を書いたということは、押さえておくべき知識だ。