>>604
その考え方は、音楽史をダーウィン的な進化論で語る考え方だね。
19世紀に、バッハの曲が「良いものを持っているけれど時代遅れ」とされて
多数の編曲がなされたのと同じ。
音楽は常に更新されていなければならない、というもの。
その行き着いた先が今の「現代音楽」(すでにクラシック化したけど)だよ。

真ん中の対位法に関しての記述は、音楽をポリフォニーに偏って考え過ぎと思う。
実際には、和声とリズムにより、音楽はもっと違った発展をしてきたわけだし、
エンハーモニックも重要だ。レーガーがModulationという本を書いているが、
これは同音異和音を利用した転調技法についての本。
また、和声を打楽器的に使う技法も20世紀的な潮流の一つだし。

正直、バッハ崇拝が強すぎるのがオルガンの聴衆と演奏者の枠を狭めていると思うよ。
たとえばピアニストに、「鍵盤音楽はバッハで終わってるよね」と言ったら、
本気で首を縦に振る人はそうそういないと思う。