あれは1747年4月1日だったと思う。
全身黒尽くめの男が夜中に現れ、ミサ曲の作曲を依頼してきた。
僕は「オレのケツをなめろ!」と追い返そうとしたが、
多額の前渡し金に目がくらみ、思わず受け取ってしまった。
あまつさえその金で仲間たちとドンちゃん騒ぎをして使い果たしてしまい、
依頼を断れなくなってしまった。
こうして僕はフーガの技法の作曲を中断し、
ミサ曲ロ短調の作曲を始めたんだ。
(ヴォルフガング・アマデウス・バッハの日記から抜粋)