(参)「音楽の友」9月号批評。

 『●(内藤音楽監督のノン・ヴィブラート奏法に柔軟性を持たせたい
  との考えから、)許容された微かなフィンガーヴィブラートの
  せいか、「全体のトーンは柔らかく」感じられた。

  ●(ニューシティの客員コンマス)浜野考史氏は、(貴志康一
  作曲ヴァイオリン協奏曲のソロ)周到な弾き込みをうかがわせる
  立派なソロだった。
    ↓
  内藤音楽監督の精緻な棒と浜野の力演のおかげで貴志の意図した
  ところが少しみえてきた。
  ●ブラームス交響曲第4番。
 (4小節) 冒頭部付加について。おそらく日本初演!
  「第1番」のそれほど主部と不可分のものではなさそうだが、
  演奏史に一石を投じる試みとしておおいに讃えたい。
  ●ティンパニーを正面に据え、敢えて中音弦を薄くした編成は、
   作品の輪郭をくっきり浮き立たせていた。』