ヴィルトゥオーゾ・オケによる正確無比の演奏ということなら
トスカニーニ個人の業績もさることながら、
NBC交響楽団を作り上げたアメリカン・コマーシャリズム、
ヨーロッパからの演奏家流出を招いた戦禍や共産革命
などの要因も都合よく働いたことは否定できない。
それに結成間もないオケのトレーナーはトスカニーニ本人ではなく
ロジンスキとモントゥーだったということもわりと知られている。


また>>726の言う
>トスカニーニも管弦楽の自分のスタイルを確立したのは1930に入ってからと言っているしな。

が本当だとすると、それはフランス人管楽器奏者やら
中央ヨーロッパのユダヤ人弦楽奏者やらで編成され伝統を持たない
アメリカのオケの(非)特殊性によってもたらされた可能性もある。
彼の真価はスカラよりNYPやメト、そしてNYPやメトよりNBCで発揮されている。
つまりトスカニーニのスタイルは彼の鉄の意志の如き音楽観だけではなく
幸運といってもよい外的環境によって実現したと考えられなくもない。