それは焼肉の価値が音楽を上回ったということです。
それはそれで、立派な選択でしょう。
大事なのは、音楽が人生の中に包含された状態にあることです。
それこそ焼肉なども料理もこの範疇です。スポーツでも同じです。
これらは本来、金銭状態などにより本質を変えてはいけません。
全ての人間がもつ能力のことなのです。貧乏人も金持ちも運動すべきです。
金がないと料理が悪くなる、音楽が悪くなる、
だから金よこせ、ではいけないのです。

一方、芸術活動やエンタメは、人生のツマです。
収入の余剰で消費されるべきものです。

前者は、自分の音楽性、自分の味覚、自分の運動能力に基づいて追求しないといけません。
高いからいい、安いからダメ、こうした安易な妥協は全てをダメにします。
現在の、ビッグネームばかりもてはやす風潮はこれを表しています。
これに加担してるのが、補助金と大学、雑誌・評論家の類です。
公的資金を入れれば良くなる、減らせば悪くなる、いい加減この種の考えは卒業すべきです。

音楽→5千円のチケット という考え自体がおかしいのです。それと同じように
焼肉→5千円 という論旨なのでしょう。

一見正しい考えのようですが、ほとんど本質を表してません。
プロオケ・コンサートは、音楽のほんの一部であるはずです。
音楽教室、楽器の値段、そこで獲得される音楽性、練習、発表会・・・
プロオケ100人の価値などよりも、1億人の音楽性の方が、はるかに大きいのです。
短期的にはお金が増えれば繁栄するように思えますが、逆方向に力が働くでしょう。