ハッセのアルタセルセ(1730年)より「太陽は力失せ」
http://www.youtube.com/watch?v=v-G74Ma4gHQ

これはバロックと前古典派の境界線を語る上で大変興味深い音楽です。
歌詞のmorte(死)のところで決まって印象的なC♭7(Ces−Es−Ges−Bes)の
和音が出てきます。和声上はF7の代理コードでしょうが、
楽譜上はBesが異名同音のAナチュラルで記されています。
(Ges=Fisが出現しないのは禁則の平行五度進行を避けるためか?)

これは私が33で書いた「VI♭7→Vの進行」そのものです。
バッハもヘンデルもヴィヴァルディもこの進行を用いていないはずです。
(ヴィヴァルディのオペラの中で出てくることがありますが
おそらく若い世代の曲を借用している)

ですからこの和声進行が出てくると私は新しい時代の幕開けを感じます。
あくまで私個人の判断基準ですが。