『このレコード史上最初の《指環》全曲は、昨年イギリスの雑誌が読者投票をもとに
選出した20 世紀の名盤ベストテンの第1 位に選ばれていたが、それは演奏だけでなく、
録音、そしてとても採算が合うとは考えられなかった大作がベストセラーを記録し、
その後のレコード界に及ぼした波及効果などを考慮してのことではないだろうか。
もちろんショルティとウィーン・フィル、画期的ともいえる録音も素晴らしいが、
今振り返ると、ニルソンとヴィントガッセンが全盛期を迎え、ヴォータンのホッターが
最盛期を若干過ぎつつあるという絶好のタイミングで録音が行われたのも幸いだった。
まさに記念碑的な不朽の
名演、名録音である。』
(ONTOMOMOOK クラシック名盤大全オペラ・声楽曲篇、2000 年刊)

『ショルティの直情径行のダイナミックな音楽づくりは、ドイツの伝統的なものとは
一線を画すが、その描写的音楽づくりは、耳で聴くドラマとしての聴きやすさを
生みだしており、さらには、プロデューサーのカルショーによる聴覚上の演出も一助
となっている。歌手陣が同一でない役もあるが、キャスティン
グの豪華さでも、この楽劇の多くの録音の中でひときわ魅力的な一組。』
(クラシック不滅の名盤1000、2007 年刊)


天下の音友が、大絶賛しているショルティ御代の指環。
これを買わずして年越ししようとは言語同断といえよう。 by KOHO