>>284
なんと言うか、あの透明な声と、ほとんど感情が読めないような
歌い回し。
エルザら地上の人たちを演じる声とは決定的に違うから、フォークト
演じるローエングリンが歌うと、空気が一変する。
ローエングリンの面白さは、ローエングリンという存在の特異性、
それそのものにあったのかと。
1幕の「エルザ、愛している」と歌うところなんか、鳥肌たった…怖くて。
むちゃくちゃ透明な声で美しいのに、ほとんど感情が伝わってこない。
暖かいのか冷酷なのか、よくわからなくて怖い。
フォークトのこの役作りは伝説に残るかも。
多分この人以外には不可能な役作りだと思うけど…。