最近旧東独演奏家による室内楽のCDを聴いたのだが、それぞれのパートを演奏する奏者の
余りに豊かな音楽性に触れ、その事を早速友人に話した。すると友人は旧東独の
優秀な奏者たちは、国家からたくさんの特権を与えられ圧政の難を逃れていた面が
ある事も名演が生まれた大きな原因だという。
一方でフランス革命以降、フランス音楽の優れた伝統が途絶えた歴史を例に挙げるのは
適切ではないかも知れないが「民主主義」というかけがえのない仕組みが、こと音楽に
関してはともすれば名演を生みにくくしたり、下らない騒音に近い馬鹿騒ぎの音楽が
古典の名曲を隅に追いやる現象を生んでいるようだ。
なかなか上手く行かないものだ、と改めて思ったのだが皆さんはどう思いますか?