「モーツアルトの喜びは、持続する喜びである。シューマンの喜びは熱狂的で、すすり泣きの間に喜んでいる感じだ。
モーツアルトの喜びは静謐からなっている。その音楽は瞑想のようだ。その単純さは、純粋さの表われでしかない。
水晶のように澄んでいる。あらゆる感情が表現されるが、天上の響きに移しかえられている。
<節度とは、天使達のように感動することである…ジュベール>モーツアルトを理解するには、この言葉をかみしめなければならない。
モーツアルトは、現代が一番遠ざけてしまった音楽家だ。モーツアルトは婉曲にしか言わないのに、聴衆は叫びしか聴かない。」
(アンドレ・ジイド)