ロマン派のオペラでは、歌手の声そのものが音楽を形作る。
特にソプラノ・テノール。この歌手の魅力で演奏は8割方決まる。
アリアが重要なのであって、あとは合いの手を入れる。
まあ、はっきり言って合唱は何でもいい。
歌としての音楽を表現している。

バッハの楽曲は、合唱が重要。
多声であり、ソプラノは必要だがバスはどうでいい、ということはない。各パートの縦横が非常に重要。
優れた声のソプラノとテノールを持ってきても、優れた演奏にはならない。
逆に一つのパートがバランス悪く突出すると、合唱のクライマックスは台無しになる。
合唱自体の中身が最も重要。少人数で一人でも前に出るような声だとこれもダメ。
リヒターのような演奏にならなくなってしまう。