師福永陽一郎はいいました。
「この年になって、大概のことでは心は動かされない。
 しかし、コンサートでどこかひとつでも心に残るものがあれば
 それは名演だ。」

広田さんは好きかといえば、ファンというほどせはありません。
しかし、佐藤さんは、自分にとって世界一です。それは、今回のシュトラウス
でも、この間のハチャトリアンでも、大野とのショスタコの協奏曲でも
新世界の2楽章でも、そのソロ楽器に絶妙の寄り添い方、サポートの仕方。
これは、ピークで年間201公演ライブを体験しても、ほかにはない。
それは席によっては、または体験によってはわからないかもしれない。

いいじゃないですか。ソロ楽器として上手いひとならたくさんいますよ。
きのう紀尾井のあと聞いた東響のシューマン2番。外国人の方がいい演奏
してました。でも、都響の特色のひとつはアンサンブルの心の通い方であり
他のパートをよく聞いて、絶妙なハーモニーをつくるあげるところ。
その典型として佐藤さんのクラリネットを聞くのが好きです。

よくわからないのですが、ポジティヴな評価を認めたくない
あなたのネガティブな感情はどこからくるのでしょうか?