ピアノ・ソナタは、K310イ短調とか、K576,K333とか
 まあ才能を感じるものもあるけど、この分野では
ベトの方が、田園、告別、月光・・はいい。
 熱情は、そんなにいいと思わんが、まあ
すごい。後期は比類ないんじゃないか。

 ピアノ・コンチェルトは確かにモツはいいのが多い。
しかし、ベトのやつは、簡潔さと、どの楽章にも
一回は、核というか「良いところ」がある。
 4番の2楽章の独特さ。
3楽章は評価低いかも知れんが80小節のとこみたいな
ピリッと「明るいが、切ない」ところがある。全部を感動させようとはしていない。
ある瞬間に向かっているのだ。

 5番の2楽章は、何気に聴いているとすごい感動する。
意識して聞くと、なんてことないが、BGM的に流してたら
「おおっ!」と思うほどすごい繊細だと感じる。

3楽章も俗っぽく思うかも知れんが、俺は衝撃を受けたよ、
「壮大」というか、そういう感じ・・「開放」といっていいかな。
そういう「感動」は軽視されがちだが。
画家のルーベンスの華やかさ、と似ている。レンブラントばかり良いと思う人は、まだまだだよ。

まあ、ベートーヴェンは全体的にレンブラント傾向の曲が多いけどね。モツは音階の反復というか
「ゼクエンツ」を多用しすぎだよ。