私はささやかながらヴァイオリンを教えている者ですが、ヴァイオリン奏者の
師匠がオーボエ奏者、というのは非常に理解に苦しむところです。

クラシック音楽を自分でやっていない方々は(鑑賞面ではかなり精通している
ような方々(いわゆる「聴き専」の方々)も含めて)、同じクラシック音楽
なのだから楽器は違っても音楽性、音楽表現といった面で指導できるのだろうと
思いがちですが、クラシック音楽の実際はそれとは全く異なるのです。

「音楽性」にしても「音楽表現」にしても楽器ごとに違うものです。ましてや、
弦楽器と管楽器とでは全くの別物だと言って差し支えありません。
演奏の面で教えてもらえるようなことは実際はほとんどゼロだと考えられます。


つまり、「師匠と弟子」などというのは単なる宣伝のポーズに過ぎないのである。