蒼井は帰り道の途中で中学時代の仲間のことを思い返していた。
「くそ、あいつらのことなんて思い出すな、
奴らの顔ぶれ、どうせ落ちこぼれているさ、気にするな」

「うわっ!?ここはどこだ!
俺は、いったいどうなっている!
蒼井は手の感触を確かめようとしたが…
「手が?え!俺の手がない!いや、正確には存在しているのに
どうゆうわけか俺自身、見ることができない!」
はっとなって足元を見たが、足もない!
「うわぁなんだなんだ、やめろ!出せ!ここから!ぐえぇ」
景色もなにもないが、ただ見ることはできている
自分で見ているという感覚は確かにある!
それなのに何が見えているか、何色があるかまったくわからない!
「さ、寂しい!おーい!誰かいないのか!これは夢なのか!?」


作者YOSHIKI…LOVE
「愛し合わない孤独たち」より